真菌の細胞膜はエルゴステロールで主に構成されており、これを破壊すれば細胞膜に穴が開き、真菌が死滅します。この細胞膜を破壊する為に抗真菌薬があります。抗真菌薬にもタイプがあり、そのタイプにより作用も異なってきます。

白癬菌を自宅で除菌~早めに抗真菌薬で治療しよう~

家族に水虫になっている方がいると、自宅の掃除をどうすれば良いか悩んでしまう方も、多いのではないでしょうか。

水虫はカビの1種、白癬菌に感染する事で起こる、皮膚感染症です。
足の裏や指の間に、強い痒みが出たり皮膚がめくれる、また場合によっては水疱ができるといった症状が現れます。
見た目的にはもちろん、水虫になる事で臭いもきつくなる事から、なるべく隠したい皮膚感染症です。

また、水虫は他人にうつしてしまう事がある、やっかいな所からも嫌われています。
水虫になっている方が歩いた場所などには、白癬菌を含んだ角質が落ちます。
その角質を踏んでしまうと、白癬菌に感染してしまう恐れがあるのです。

ですので、水虫の症状が出ている方の自宅は、白癬菌がうようよいるという事になります。
少しでも白癬菌を退治しようと、市販の除菌アイテムで対策しているご家庭も少なくありません。
ただ、白癬菌は除菌アイテムで殺菌する事は、できないと言われています。

除菌アイテムの多くはアルコールで、菌を殺しますが白癬菌はアルコールでは死滅できないのです。
自宅をいくら除菌しても、水虫の方がいたら白癬菌はまき散らされてしまいます。

水虫対策は掃除も大切ですが、やはり水虫の治療を受ける事が1番有効です。
皮膚科では抗真菌薬作用のある、外用薬や内服薬で治療を行う場合がほとんどです。

抗真菌薬は白癬菌の細胞膜を破壊し、再生を阻害します。
治療を続ける事で白癬菌を、少しずつ退治していくのです。

抗真菌薬による治療は、症状などの個人差はあるものの、約3ヶ月から4ヵ月程度続けると、完治すると言われています。
少し時間はかかりますが、しっかりと治療を行えば水虫は治る病気です。